導入事例 足立美術館様

足立美術館様

世界中に発信、価値と魅力が伝わる
Webサイト制作

期待を超えるWebサイトを共に作り上げる

足立美術館は、1970年に島根県東部の安来市に開館された、近代日本画を中心とした美術館です。
120点に及ぶ横山大観の作品と、美術館を取り囲むように広がる日本庭園が有名で、その人気は日本国内にとどまらず、欧米を中心に海外にも多くのファンがいらっしゃいます。特に日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで14年連続一位に選ばれています(2017年6月現在)。
そんな全世界から注目を集める足立美術館ですが、「今よりもっと多くの方々に足立美術館を知ってもらいたい。」「魅力を余すところなく伝えたい。」という想いで、2013年にWebサイトの充実化を計画されました。

©足立美術館 枯山水庭

1. 島根と東京を結ぶ、きめ細かいコンサルテーション

目標は島根の美術館ではなく、「世界の美術館」。国内外に足立美術館の魅力を最大限にアピールし、多くの方々に足を運んでいただけるような素晴らしいWebサイトを作りたいという目的の下、プロジェクトがスタートしました。
世界の美術館にふさわしいWebサイトとするため、洗練されたデザインと優れた操作性の双方を深く追求しました。そのためには足立美術館様と共に作り上げる体制が必要だったため、島根・東京の双方で泊りがけの打合せを重ね、ご要望を細部にわたって整理し、双方が納得するまで、一切の妥協を許さず議論を重ねました。

2. 美術館そのものを体現するデザインの追求

単純に美しいデザインの追求ではなく、足立美術館様が体現されている日本美と、Webサイトを見た方の心を惹きつける、ときめくデザインが求められました。2つの要素を実現するデザインはどのようにあるべきか、どう見せるべきか、を足立美術館様と担当デザイナーが、とことん吟味、試行錯誤を繰り返しながら作り上げました。また、足立美術館の日本の美の象徴である日本庭園に定点カメラを設置し、Webサイト上で日々の庭園の表情をお楽しみいただける工夫も取り入れました。

リアルタイム動画配信システム(イメージ)

3.思い出を提供するオンラインショップ

足立美術館に併設されたミュージアムショップは単なる売店ではありません。足立美術館で過ごした思い出を、お土産という形としてご提供する場所です。ゆえに、足立美術館の世界観と一致していることがとても大切になります。Webのオンラインショップも、同じ世界観を感じることができるデザインに変更しました。
また、Webサイトに集計機能を設けて毎月の販売状況をレポーティングし、お客様のニーズにあった商品展開に役立てていただいています。

足立美術館ミュージアムショップ ONLINE STORE

4.美しさと使いやすさを両立させた操作性

デザインと同様、操作性にもとことんこだわりました。最も大切にしたことは、ご年配の方でも負荷なく読める文字の大きさと色にし、誰が見ても分かり易く見やすいデザインとすること。そして、スマートフォンやタブレットなど、閲覧の多様性に対応する仕様としたことです。また、展覧会のお知らせやTV放映などの様々な情報を即時にお伝えできる様、ニュース専用の管理画面を作成しました。

レスポンシブ機能を導入し、各デバイスに最適化

5.全世界のファンの方へ

足立美術館のファンは日本国内にとどまりません。歴史的に文化を影響しあっている東洋の国はもちろんのことながら、全く文化の異なる欧米にもその美しさに魅せられる方々が多くいらっしゃいます。そういった方々により足立美術館を知っていただける様、英語版のページも日本語版と同じ規模で充実させました。また、春はサツキやツツジ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色といった日本の四季を感じることができるリアルタイム動画配信は、熱心なファンの方を中心に大変ご好評をいただいています。

Webサイトリニューアル後の反応

■ユーザー様の反応

  • ・リニューアルによりとても見やすく分かりやすいWebサイトになったとの声を多数頂戴しています。
  • ・多くのWebサイト製作者から、内容が充実し、完成度の高いWebサイトであると評価いただいています。
  • ・Webサイトアクセスも増加し、安定したアクセス数で運用できています。

■足立美術館様 社内での反応

  • ・管理機能により、最新情報をいちはやく発信できるようになりました。
  • ・様々なケースにたいして貴社は迅速に対応いただき、保守契約にも大変満足しています。

■今後期待したいこと

  • ・リニューアル後、アクセス数が順調に伸びており、テレビ等で紹介された際には、アクセスが集中しすぎて表示に時間がかかることもありました。今後はユーザー様に対してより快適にWebサイトをご覧いただくために、貴社と共にシステムを改善しながら運用していきたいと思います。

公益財団法人足立美術館 学芸広報部 広報課長 武田 亘 様

ポイント

足立美術館様の想いと飽くことのない美術館の魅力を、Webサイトにのせて世界中のお客様へお届けする為に、共に作り上げる体制でプロジェクトを実施しました。
Webサイト制作は、システムの知識とグラフィックデザインセンスの両方が求められます。お客様のご要望を踏まえ、且つ、デザインの観点、システムの観点、運用の観点から最適な形でのWebサイト制作を行うことができました。

導入ソリューション・サービスについて

Webサイトソリューション

ビジネスに「活きる」Webサイトの制作

「Webサイト」は大きく分けて、目に見える「Webページのデザイン」と、それを構成する仕組みである「システム」から成り立ちます。
これまでWebサイトは、「企業案内や商品カタログなどのパンフレットの代わり」と考えられてきました。
しかしWebサイト上の技術が進化しつづける今日では、デザインのみならず、システム部分から計画的に作り上げることで、より的確にターゲットへ情報・サービスを届け、ダイレクトに業績向上へ結びつけることが可能です。当社はそうした事業支援を実現するため徹底した現状分析を行い、目的・コンセプト・ターゲットを明確に捉え、単なる「カタログ」にとどまらない、ビジネスに「活きる」Webサイトを提供いたします。

足立美術館

島根県安来市出身の実業家、足立全康(1899~1990)が長年にわたって蒐集した美術品をもとに、昭和45年11月に開館。
近代日本画を中核とし、総数約1,500点を所蔵しており、中でも横山大観の作品は初期から晩年に至る約120点を数え、質・量共に日本一として知られています。
また「庭園も一幅の絵画である」という全康の信念のもと、作庭にも力を入れていて、枯山水庭をはじめ、美術館を取り囲むように広がる日本庭園は四季を通じて美しい表情をお楽しみ頂けます。

©足立美術館 横山大観特別展示室
開館 昭和45年11月
所在地 島根県安来市古川町320

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